制作過程ムービー
土感のある器が料理の表情を豊かにする
陶芸家・敦賀研二さんは、小石原で修行を積み2002年に糸島で「研窯」を設立。その後、2011年に移転し、作家作品を中心に扱うセレクトショップ「うつわと手仕事の店 研」を開業しました。敦賀さんの作品は土の質感を生かした温かみのある風合いが特徴で、料理との相性も抜群です。
糸島のクラフト業界を支える中心人物の一人
敦賀さんは陶芸家の顔とは別に、糸島のクラフト作家のまとめ役としての顔も持っています。彼は2008年にスタートした『糸島クラフトフェス』を発足させた中心人物の一人で、立ち上げ当初は初めての試みでいろんな壁もあったそうですが、いまでは来場者が2万人を誇るイベントなりました。この成功を支えたのが敦賀さんなのです。
高校での授業がきっかけで大学を中退し陶芸の道へ
正確で丁寧な仕事と多くの人から高い支持を得る敦賀さんですが、彼が陶芸を始めたきっかけは高校の授業なのだとか。「高校の授業でのうつわ作りの感触が、大人になっても手に残っていて忘れられなかった」と話す彼は、大学を中退し小石原で修行を積んだ後、陶芸家となりました。釉薬を使うモダンなものから、土の感触が残った味のあるもので幅広くある敦賀さんの作品は、県内外の多くの方から支持を得ています。