全ては自律神経から

これ一本で丸ごとケア

 

温活ケア講座を受け、糸島でこのカイロを作っている人が居るというのを聞いたことがきっかけ。
すぐに購入し自分の身体を使って体験。まず、これはいい!と思ったのが、朝イチで腰に巻いたままいろんな作業ができるということ。長年ピラティスのインストラクターとしてみなさんにお伝えしていた「自律神経をケアする」ということが、このカイロを使えば簡単に取り入れることができる。更に、尿漏れ、頻尿、生理痛やPMSのケアために骨盤底筋周辺を温めるという全てがこれ一本でできるというのにすごく感動したという松原さん。一石何鳥にもなる!これは本当に魅力。私たちは一日の中でしないといけないことがたくさんあり、健康は大切だと分かっていても、それだけにかけられる時間はそんなにない。そんな日常生活の中で、これ一本巻くだけでいろんなことを一度にケアできる…..!これなら、習慣化できる。実際に一年間使い続け、自分の体をもって実践し、効果を感じたというものしか伝えない。これは確実に良いと確信し、去年(2024年)の冬場に自分たちで作ろうと決め普及をスタートしたそう。

 

お米を使った循環の仕組み

糸島の大地が持つエネルギー

 

カイロの中身には、玄米が入っている。中に入れる玄米も作っている人の顔が見えるのが良い。辿りついたのは王丸農園の谷口さん。会って話をしている間に「この人の作ってるお米を使いたい!!」と強く感じた。“玄米”という言葉よりも、“お米”という言葉は、私たち日本人にとってとても特別なものに感じると語る松原さん。稲作文化というところはもちろん、農家の人たちが居てくれることにより、当たり前だと思っているこの糸島の長閑な風景が保たれている。日本人にとって主食でもあり、土地を守ってくれているお米を使うということは、温めるというだけではなく、気持ちもじんわりくるというか…。

 

このカイロは、一年使ったら新しいものに取り替えることが推奨されている。一年間繰り返し使っていくとお米の中の水分が抜けて、どうしても保温力が減ってくるという理由からだそう。「一年たったら布を開けて古米を取り出すんですが、それはまたプランターや庭にまけば自然に帰ります。そういう面でもお米って本当に循環しているんだなあと嬉しく感じます。気持ち的には、本当にありがとうという気持ちです。土からエネルギーをもらい、また土に還る。感謝です。」糸島の自然豊かな大地のエネルギーも、このカイロの中にぎゅっと詰まっているのだなあと感じた。

 

 

シーズという名前について

シーズという名前は、松原さんの熱意や商品についてしっかりと聞き取ったデザイナーの女性が命名してくれたということ。名前が入り仕上がってきたデザインを見て、感激がとまらなかったそう。玄米というのも種だし、温めるきっかけを目覚めさせるその気持ちも種。自分を大事にする気持ちの芽生え。その全てを表現しているのが「シーズ」だ。


松原さんの全ての根底にあるのは「身体ってすごい」という気持ち。これだけロボットやAIが進化している中で、当たり前のように一人一個持っているこの身体。ロボットやAIにはきっと越えられないものがある。とはいえ、生まれたときから当たり前のように持っている自分の身体。文句こそ言え、そのすごさにみんな気づかなかったりする。講座を通して皆さんにまず共有したいのは、身体のありがたさ。そして、その身体を動かしている9割は自律神経なのだから、その神経に感謝と経緯を込めてしっかりと温めてほしい。自身の活動をきっかけに、身体のすごさと感謝の気持ちが、ひとりでも多くの人に芽生えてほしいと願う。

 

これから挑戦したいこと

温活を通して挑戦したいことは山ほどある!と笑う松原さん。まずは災害時の女性に生理を楽に過ごすケアを伝えること。確かに、この「ふんっする生理」を知っていれば、災害時の生理ストレスはかなり緩和しそう。また、父子家庭で育つ女の子たち。お父さんが娘さんに生理について教えるのは確かに体験したことがないから難しそうだ。そのあたりのサポートもしていきたいと、ボランティアセンターへの登録をしているということ。「これからは男女関係なく、女性の生理について知っていく、知識をつけていく、そんな世の中に変わってほしいという思いをもって、これからも精一杯活動していきます。」松原さんの活躍は、どんどん周りを元気にしてくれる。パワーみなぎる心強い救世主が、またひとり増えた!