カントリーチェア(仲村旨和)

制作過程ムービー

 

夫婦二人三脚で作り上げる大小さまざまな木工作品

夫婦で営む「カントリーチェア」では、夫の仲村旨和さんがカッティングボードなどのキッチン道具や、ちゃぶ台・椅子などの木工家具を、妻の順子さんがそれについてのアドバイスをしながら一つずつ丁寧に製作。仲の良い夫婦の雰囲気が、作品にも現れています。



使うほどに魅力を増す木工の面白さがそこにある

旨和さんは以前、丸太を使いログハウスを作るログビルダーで、現在の工房も彼の作品。そんな旨和さんは「こんなの作ってほしい」の一声から椅子をはじめとした家具から大皿やスプーンといったテーブルウエアまで幅広く製作しています。旨和さん曰く、「木は生きている時も育つけど、作品になっても育ち続けるんだ」とのこと。それは使えば使うほど魅力が増す木工の特性を捉えた一言でした。


作るものに木に合わせるのではなく木に合わせてものを作るという理念

素材となる木材は、板ではなく丸太のまま購入し、自分で製材するのが旨和流。「木の特徴や味わいに合わせて何を作るか決める」という持論の元、使いやすくて味わいのあるモノを作り上げるのです。今後は「樹種や用途にとらわれず、身近に何種類とある雑木を、それぞれに生かしたものを作っていきたい」と話す旨和さん。彼のそんな想いがこれからも数々の木工作品へと変わるに違いありません。