天然パン工房楽楽

自身の経験から生まれた誰でも食べられるパン

自分自身のアトピーや喘息の体験から身をもって知った「食べ物が身体をつくる」ということ。この真理を追い続けるのが「天然パン工房楽楽」の石原貴さん。彼は卵・乳製品不使用の天然酵母パンやグルテン未使用の米粉パンなど、誰でも安心して食べられるパンを作り続けます。

パン作りのきっかけは家にあった一台のオーブンだった

2005年に糸島に移住した石原さんがパンを作ったきっかけは自宅にあった一台の家庭用オーブン。「当時たまたま家にあった家庭用オーブンで、アレルギー体質の自分でも安心して食べられるパンを焼いてみようと思ったのがパン作りのきっかけです」とのこと。以来、アレルゲンのない素材を丁寧に選んだ「カラダが喜ぶパン」を心がけてパン作りに励んでいます。

糸島に根ざし、糸島の人として地域と関わりながら安全な小麦粉を開発

店主の石原さんがこだわり抜いて開発したオリジナル小麦「楽楽っ粉伊都のみのり」。完全無農薬・無化学肥料で栽培しました。さらに、小麦を残すところなく活かすため、通常なら削ってしまう栄養豊富な表皮や胚芽も香ばしくローストし「ブラン」としても販売しています。
「古来より人の往来があった糸島は多様な人を受け入れる土壌があるんでしょうね。さまざまなご縁でここまでやっています」と話す石原さんは、糸島を代表するベーカリーの一つとして活躍。地域の人と共に安心・安全なパン作りを実践しています。