ことのは木工舎(阿部祥次郎)

シンプルで日常使いできる飾らない木工食器

木工の食器やカトラリーを中心に展開する「ことのは木工舎」は、2018年に設立した糸島では比較的新しい工房です。こちらの特徴はシンプルなシルエットと日常使いできる機能性。また、手に馴染む使用感や美しい木目にも定評があります。温もりを与える木工食器が食卓に花を添えます。

 

脱サラから10年かけ自身の工房を立ち上げる

こちらの工房の代表・阿部祥次郎さんは、脱サラして木工職人になった苦労人。2008年にサラリーマンを辞めた後、職業訓練校と工房のアルバイトに通いながら木工の基礎を学んだのだそう。その後、家具職人の訓練施設や宮崎の工房でも木工を学び、福岡で木工職人として就職。さらに一旦木工を離れ別の職を経験した後、2018年に今の工房を立ち上げました。

 

今後は機械だけでは作れない複雑な形にもチャレンジ

シンプルで機能的なデザインが人気のこちらの食器は、経年変化が楽しめる無塗装のものから、何度でも使えるよう撥水加工したウレタン塗装を施したものまでラインナップ。好みや使用頻度によって加工が選択できるのも魅力です。また、楕円形や卵型など、手作業が必要となる一見シンプルでも実は複雑な形のアイテムも登場。「今後は一工夫加えたアイテムも増やしていきたい」と阿部さん。ここから新たな木工製品が生まれることに、期待が高まります。