Studio2G（高須愛子）

心をワクワクさせる黒が印象的なユニークで独創的な器たち

糸島市志摩の森の丘で陶芸の工房「studio2g」を開いた高須愛子さん。彼女の作品は、黒一色の素地に手描きの水玉や小花、線刻などの模様をあしらうというユニークなスタイルが特徴。彼女が作り出す黒色は重苦しさがなく、むしろモダンで可愛らしい印象があり、日々の食卓を彩ります。




料理のためにあるという器の本分を再認識させる作品

手びねりの器の素朴さと独特の模様とフォルムが人気の高須さんの作品には一つの信念があります。
それは「器は食べ物を盛りつけてもらって、初めて命が宿るもの。使えない器は意味がない」ということ。高須さんが生み出す黒一色でシンプルな器には「どんな料理でも引き立たせる名脇役の器」という思いが込められています。
可愛らしさやモダンさに秘められた実用性も彼女の作品の魅力の一つと言えるでしょう。




面白さや新しさだけに終わらない作者の優しさが形となった器

実用性の高さを裏付けるディテールは作品のさまざまなところで見ることができます。例えば耐熱グラタン皿はオーブンだけでなく、直火焼や炒め物にも使えます。さらに調理したらそのまま食卓に並べられて手間がかからず、洗い物も削減。そんな高須さんの心遣いは作品の面白さにも繋がっています。味わい深さの中に感じる使い手への配慮をぜひその手で感じ取ってください。