とわとわとは?

はたして、ToiToi(トワトワ)とは?

こちらは、糸島の海産物の製造販売を行なっている「山下商店」が挑戦する、新ブランド。


海藻を軸とした、様々な活動を行っています。


糸島の「Ito」から「Toi」。


「Toi」とはフランス語で「人・あなた」という意味。『人と人がつながる』という思いを込めています。


ToiToiが力を入れる活動の中に「ビーチクリーン活動」があります。
福岡県糸島市のビーチは、白く輝く砂浜が広がりとても美しく、たくさんの観光客で賑わうの大人気のエリアです。

糸島のビーチ

 

その反面、ビーチに放置されるゴミや漂着ゴミが年々増加し、とても大きな社会問題となっています。

 

海のゴミ問題

 


海藻屋の山下さんは、そんな情報を耳にする日々の中でこう思いました。
「海に携わり恵みを受ける者として、自分も何か行動を起こしたい。」

 

現在様々な個人や団体が糸島のビーチの清掃活動をボランティアで行っています。
ボランティアの方々は自ら、トングや手袋などビーチクリーン用のアイテムを用意します。


そういった物品の購入などの活動費に充てるための資金作りを、今まで自分が培って来た経験と繋がりの中から生み出すことはできないか?

 

思い立ったその日から、持ち前のフットワークの軽さを活かし、即座に行動を開始しました。

 

先ず最初に声をかけたのは、山下さんの活動のきっかけとなった、糸島市在住のサーファー・小山さんのところ。それから毎日のように知り合いや行政、関係機関等を駆け回る日々が始まりました。

それから1年以上の月日が経過した現在、月に1度のビーチクリーン活動を、たくさんの人たちの賛同を得て実施するまでになりました。

 

 

「ボランティアというと、ちょっと腰がひけてしまうかもしれませんが、気持ちの良いビーチで皆で笑い合いながら、気分転換がてら参加して欲しい。次の目標としては、ビーチクリーンをしながら見つけたきれいな貝殻や流木を集めて、それをワークショップという形で作品作りに繋げたいです。その参加費はもちろん、ビーチクリーンの活動費に充てます。」

 

 

この活動に賛同した糸島市在住のプロのカメラマン渡辺さんもビーチクリーンに参加し、参加者の笑顔や真剣な姿を切り取ります。ずっと真剣にゴミを拾うだけだと疲れるから……と、トリックショットをあれこれ撮ってみたり。なんとも愉快な現場です。

 

 

しかも、参加者はこの写真データを無料でもらえるとか。嬉しすぎるギフト!

 

トワトワに対する熱い想いを語りながら山下さんはこう言います。

「海は全部繋がっていますので、糸島市の海と限定して活動するつもりはありません」

 

活動費のためにと、オリジナルTシャツやレザー小物などの製品作りもはじめました。展開先はふるさと納税。

楽天ふるさと納税はこちら

さとふるはこちら

ふるぽはこちら

ふるさとチョイスはこちら

 

使い捨てライターのケースと、レザーカバー付きアッシュトレイを手がけたのは、糸島市で活躍する革細工とニュージーランド雑貨のお店「BLESS」さん。使用したのは、柔らかいホースハイド(馬革)。自然を愛するBLESSの井手さんも、山下さんの圧倒的な熱意に応えるべく、誰をも「おぉ!かっこいい〜」と言わせる、スタイリッシュな製品を完成させました。

BLESSさん作ライターケースとアッシュトレイ

■BLESSさん制作のライターケースとアッシュトレイ

 

「ゴミを拾っていてタバコの吸い殻がすごく気になります。めちゃめちゃいっぱいあります。自分も喫煙者ですが、タバコを吸うなら携帯灰皿持ち歩いてスマートに吸いませんか?と訴えたい。こんなカッコいい携帯灰皿なら持ち歩いて人に見せたくなりますよね?なんやお前、しゃれたの持っとーね。そやろ、しゃれとろーが。みたいな(笑)。」

 

故郷を思う山下さんの一生懸命さは、たくさんの人々をみるみるうちに巻き込んで行きます。時折り見せるくしゃっとした人懐っこい笑顔も、人を惹きつける魅力のひとつだと想像できます。

 

この活動を通じて、ほんの少しの人でもいい。「ゴミはゴミ箱へ」という当たり前のことを、再確認してくれたら。