近所に住むおじいちゃんから
「神社の八朔祭で二丈太鼓が見られるよ。短冊取りもあるから子どもたちを連れておいで」
と誘われました。
八朔祭ってなに?
短冊取りってなに?
二丈の太鼓は一度見てみたかった!
よく分からないながらも太鼓見たさに神社に行くと、掲示板に「風止・八朔祭案内」の貼り紙を発見。
私のように何も知らない人のために、「八朔祭とは」と説明書きがありました。
貼り紙によると、八朔祭りとは、
「旧暦の八月一日(朔日)に、風害除け祈願として行われる行事。五穀豊穣と天災除けを祈願し行われる祭事」
とあります。
強い台風が来る季節なので、台風(風)に負けずに作物が収穫できますようにってことなのでしょう。
「また、八朔はその年に生まれた子供の健やかな成長を祈願する行事でもある」
短冊取りは、成長祈願のために行われる行事のようです。
掲示板には、二丈絆太鼓についての貼り紙もありました。
二丈絆太鼓はコロナ終息祈願のための奉納演奏とのこと。
コロナが終息に向かうように、二丈絆太鼓の皆様よろしくお願いします!
約50分間の演奏は、演奏者の迫力が伝わる力強いものでした。
フォーメーションを変え、楽器を変え、持つ撥(ばち)を変え、
多彩な音と動きで見る人を魅了していました。
小学校から大学生くらいに見える12人の演奏者。
汗だくで真剣な表情で演奏者たちが出す太鼓の音は、晴天の空に届いたように感じました。
神様がいるのであれば、コロナ退散祈願を聞き届けてくれたかな。
太鼓のあとは、神主さんによる祈祷が行われました。
今年も美味しいお米が食べられますように。
台風の被害がもう出ませんように。
大人たちが神妙な面持ちで頭を下げる脇で、子どもたちは竹にぶら下げられたお菓子やおもちゃにくぎ付け。
短冊取りは、七夕でいう短冊飾りの代わりに、お菓子やおもちゃをぶら下げ、子どもたちが好きなだけそれを取るという、子どもにとっては最高のイベントらしいです。
子どもたちは「あれがいい」「弓がある!」などと品定めをしていました。
お願いだから静かにして…。
30分後、役員の方が「1人1個ずつね」と声をかけると一斉に竹に群がる子どもたち。
お目当てのお菓子やおもちゃを手に、満足気な子どもたちでした。
八朔祭や短冊取り、あなたの住む地域ではやっていますか?