数年前、東京から糸島に越してきた私がまず驚いたのは、きれいな海が身近にあること!
しかも子どもと遊びやすい海辺が何カ所もあるので、その日の気分で「今日は二見ヶ浦?野北?それとも福の浦にする?」と選べるのも魅力的です。

そこで今回は、鳴き砂で有名な「姉子の浜」に遊びに行った日のことをご紹介します。

 

「姉子の浜」は、糸島市二丈鹿家の二丈パーキングエリアの下にあるビーチ。乾いた砂を踏みしめると「キュッキュッ」と音がする、九州でも珍しい砂浜です。
この不思議な音の発生源は、砂に含まれている石英。砂を踏むと石英の粒が擦れ合って音が出る、というわけです。
一時は環境汚染によって鳴き砂が鳴かなくなった時期もありましたが、1990年代前半に再び鳴き始めたよう。この美しい自然を守るためにも、環境に配慮した生活を心がけていきたいものです。

 

 

さて、姉子の浜を散策していると、潮が引いた砂浜に、リップルといわれる波模様ができているのを見つけました!水や風の流れによってできる微地形です。
子どもたちと「おもしろいね~」と言いながら、青竹踏みの要領で砂のうねりをふみふみ。

 

 

こちらは砂浜に漂着したクラゲ。他にも何匹か流れ着いていました。透明なのでぼーっとしているとうっかり踏んでしまいそうです。ぷるぷるしていてつい触りたくなってしまいますが、触らずにじっくり観察。

 

 

さらにヒトデの姿も!生き物観察にも精が出ます。

波打ち際を歩いたり、貝殻拾いをしたりして帰宅。
日常に美しい海があるって、なんてぜいたくで幸せなんだろう、としみじみ感じた一日でした。