はるか、せとか、津の香・・・。

不知火、清見、天草、アンコール、スイートスプリング、紅甘夏・・・。

 

糸島に住むまでは、こんなにたくさんの種類の柑橘があるなんて知りませんでした。

今の時期、市内の直売所に行くと橙色や黄色の丸っとした柑橘がたくさん並んでいます。

 

直売所「志摩の四季」。多彩な柑橘がずらり

 

“糸島の柑橘”といえば糸島生まれの「はるか」です。

二丈福吉の農家さんが昭和55年(1980年)に日向夏と甘夏が偶然にも自然勾配しているものを発見しました。品種登録は平成8年(1996年)です。

 

糸島生まれの「はるか」

 

見た目はレモンのような黄色なので「酸っぱいのかな」と思ってましたが、初めて食べたとき「酸っぱくない!さっぱりとした爽やかな甘さでおいしい!」とびっくりしました。

へたの反対側に丸いくぼみ(凹環)がある「はるか」

 

 

先日行った伊都菜彩で、思わず手が伸びたのは「アンコール(アンコールオレンジ)」という品種。売り場には「愛媛と九州の一部でしか栽培されていない希少な柑橘」と書かれていました。

見た目は小ぶりでお正月に食べるみかんのよう。

希少な「アンコール」

 

食してみると「濃厚な甘さ!」に感動しました。果汁もたっぷり。

名前の由来「一度食べるともう一度食べたくなるから」通り、つい食べ過ぎてしまうおいしさです。

これは食べたことのない人にオススメしたくなりました。

 

種が少し多いけど袋ごと食べられる「アンコール」

 

こちらは「清見(清見オレンジ)」。糸島に来てよく食べるようになった柑橘の一つです。

温州みかんとアメリカのオレンジを交配して作られたもので、「天草」「不知火」「津の香」など清見を親とする品種は多くあるそうです。

 

「清見」

 

旬の果実はもちろんおいしいですが、直売所には糸島産の柑橘を使った加工品も売っています。

我が家では帰省土産に清見100%のジュースや、はるかを使ったお菓子「はるかクリームサンド」などを持っていくときもあります。

 

 

体に染み渡る果汁のおいしさに幸せを感じるひととき。

柑橘どころの糸島で、いろいろ食べ比べるのが食後の楽しみになっています。